英語教育ブログ:日々是精進

英語教育に関してのメモ。

学年末英語終了

学年末試験英語は終了しました!

まだ採点中ですが3学期中狙っていたことを生徒がわかってきたようなので成果を載せておきます。

3学期中のテーマの一つが前からブログで書いているフォニックス指導。ただ、フォニックスといっても音を推測できる単位で示すので厳密なフォニックスではないかもしれません。

ex,
c/o/n/v/e/n/i/e/n/c/e/と1つずつ音をとらえるのではなく
con/ve/ni/ence/のように分けそれぞれの部分を読めるようにしていきます。

conは読める(だろう) niも読める(だろう)
ということでveとenceの部分だけ類例を示します。この際たまに辞書を引かせる。

下流れ。

ve: vegan...: ヴィって読めるね。じゃあこれは?"vehicle"

ence:みんなこの読み知ってるよね?何? (生徒は推測,元気な子は言ってくれたりする) うん。じゃあこれなんて読むの? "science" enceって読めたね。「音を他のものも推測していくとだんだんと読めるようになるよ!」

全部やっていると時間がなくなるので数個質問しながら行う。

同じものがあっても何度も示すことで音とつづりの感覚を養う。

以上を三学期繰り返していきました。

結果としては英語で書く問題の空欄が減りました。不規則変化を書かせる問題ではつづりが間違っているがなんとか書いてくるようになりました(丸はあげないですが)。苦手な生徒もなんとなく音はわかっているんだなということがわかりました。音だけでなく単語のつづりも意識させて練習させる必要があるようです。

書くことに抵抗を無くさせるための手立てとして音を意識させることは必須なことを再確認しました。

1回で分かるわけはない。2回、3回繰り返して良くなる。それでもダメなら4、5、6回。苦手な子には100回だって示してあげる必要がある。

英語を使う人は自然と何百回と繰り返している。そういったことのない人には繰り返す状況を作ってあげる。それが伸びる要因じゃないかな。