英語教育ブログ:日々是精進

英語教育に関してのメモ。

北原先生、田尻先生 辞書指導講演会 記録 2

 続きです。

 今度は田尻先生の和英を使った指導ということでした。和英の使い方ということでしたが、和英を使う上で気をつけるべきこと及び、授業で気を付けるべきことという内容でした。

 まず田尻先生の講演会は考えさせられることが本当に多かったです。先生の話からすると生徒を前にしたときにもそうした授業をされているようです。発問の内容。発問の仕方。知的な面白さと笑いを含めた面白さ。そうした授業が生徒の好奇心を高め、授業の質も高まっていくそうです。

 そのことに関連しておっしゃっていたことの中に、教育は目標の共有であって、方法の共有ではないというものがありました。先生にあった授業を目標に向かって行っていく。技術だけを知り、よく見える授業をしていても、生徒が考えていなければ何も意味がない。アクティブラーニングと言って班活動をしているだけでは全く意味がない。一人でも頭がフル回転していればそれが、アクティブラーニングになっている。なぜこうするのかを目標に向けて考えさせられる授業が大切になるようです。

 いろいろなヒントを田尻先生はおっしゃっていたので、気になった発言を以下にまとめておきます。

・上の生徒がわかる、おもしろいと感じるとお互い協力したり、教えあいながら勉強が始まる。

・成長が実感できれば生徒は動き出す。できてうれしいと感じられる。

・何度もインプットをして、インテイクにつなげ、アウトプットへしていくことで成長になる。

・文に命を!

Ex, Your son broke the window. VS The window was broken by your son. 違いは何?

 5 people were killed.と5 people had been killed. 使い方はどう違うの?など

・シンプルなことを深く教える。

・文法などをノートに書くことが理解につながるのではない。練習をして自分でノートまとめる方がよっぽど考え、理解につながる。

・授業ではLong answer >cool answer>short answer がOutputできる状態につながっていく。

 

先生のアイデアの源泉はいつも英語の授業のことを考えていること。英語力を高めることをいつまでも続けない姿勢にあるのではないかと思います。私も先生を見習いたいです。

 

とりあえずアイデアをメモ

・エラーを探せ:違いを英語にしていく。(身近にあるものを使っている)

・同時通訳和英順

・和文和訳:Ex,おれはコーヒー→英語では?(身近)

・ボケて:「ボケて」の絵を英語にしていく。(身近)

やっぱり身近なもので授業の発想を得ていることがわかります。

 

まずは英語力を高めなければいけないと感じさせられました...これまたまとまりませんが以上です。本当にためになる一日でした。