英語教育ブログ:日々是精進

英語教育に関してのメモ。

北原先生、田尻先生 辞書指導講演会 記録 1

 久々に講演会へ行くことができました。昨年度は行く機会が多かったのですが、今年は極端に減ってしまっています。今日参加して思ったのが、行くだけでモチベーションが上がるということです。時間は作るものなのでどうにかしてこういった機会をもっと増やしていきたいものです。

 

 ということで、今日のメモをしておきます。すべては書けないので印象に残ったことを記載します。

 まず、北原先生は実際の生徒の状況を拝見させていただきました。生徒たちのいきいきした姿をみることができました。もちろん、英語力の高さに脱帽です。絵の描かれたカードを使いそれを説明する英文を再生していく。その中には、何度も練習した英文のカードが入っているが、初見のカードも混ぜてあり、後者は自分の英語でimpromptu speechをしなければならない。どの生徒もしゃべろうという気持ちがあふれているし、実際にしゃべっている。

 その背景にあるものの一つ目は何十回と行う音読である。先生のクラスにおいて生徒は教科書の文をほとんど覚えているという。

 二つ目に、辞書の指導である。何度も引く。引いたときに関連事項(発音、コロケーション、実際の使用場面など。講演会資料に詳しく記載)を何度も確認する。定着を促す。

 生徒とNew Wordsを確認する流れを紹介していただきましたが、そこにも工夫がありました。ここにも忘れないように書いておきます。

以下フラッシュカードを使用

(1)生徒に読ませる。(教員は示さない。):生徒が自分で発音を考える機会を与える。

(2)一緒に確認する:発音等確認、フォニックスを使い類例を示す。

(3)辞書を語幹を使い引かせたり、同じ意味だが、使われ方の違いを調べたり(JobとWorkなど)発音をさらに確認をする。

以上。

 北原先生の授業を見学した先生はNew Wordsをここまで時間をかけて行う先生はほとんどいないとも感想を述べていたそうです。

 

 こうした授業で目指しているのが自学ができる生徒を育てること。自分の言葉でしゃべれること。やっぱりこうした目的があるから、授業が形になるんだと改めて実感しました。

 

 あと話がまとまりませんが、印象に残ったことはSpeaking>Writingとのことです。

Speakingができれば、Writingはできるとのことです。語順指導もしない。音読で語順が勝手に身についているそうです。そこまでどうすればやらせることができるのか一つの課題になりそうです。

 

 話を聞いていて思ったことの一つに北原先生のしつこさもあります。言い方はいかがなものかもしれませんが、本当にしつこい。できるまでやる。何度でも、いつでも。

 自分の授業でも繰り返し、何度でも生徒を教えてあげたいです。

 

まとまりがありませんが、北原先生の講演会でした。